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2025年02月20日 関連団体
医療機関では、無線LAN、携帯電話網、自営PHSなど様々な無線通信が業務に利用されています。しかし、近年発生した自然災害では停電が原因で無線通信網が途絶するなどの課題が浮き彫りになりました。
本年度、総務省と厚生労働省が実施した全国の病院を対象にしたアンケート調査によると、緊急時の無線通信手段として、衛星電話、トランシーバ、防災無線、災害時優先通信、衛星インターネットなどを準備している病院がある一方で、「わからない/特に対策をとっていない」と回答した病院も3割以上あり、対応状況には大きな差が見られました。さらに、医療機関で広く使われてきた自営PHSの代替システムの検討、携帯電話不感エリア対策、無線LAN網の強化など、平時からの無線通信網の在り方についても様々な議論が続いています。
そこで、本シンポジウムでは、「医療機関における平時・緊急時の無線通信手段の確保」に関する講演を行います。また、パネルディスカッションでは、電波環境協議会の医療分野における最新の取組をご紹介します。
主催 総務省・電波環境協議会
開催期間 令和7年2月20日(木)~3月14日(金)
配信方式 オンデマンド方式
内容
・講演1:
「災害時の通信手段を確保することは
「命を守る」「命を救う」に直結する!」
講師:鷺坂 彰吾 日本赤十字社医療センター
救命救急センター・国内医療救護部 医師
・講演2:
「災害に強い病院を目指して ~情報共有における取り組み~」
講師:金子 秀夫 社会医療法人財団慈泉会相澤病院
救命救急センター 救護・災害医療対策課 課長
・講演3:
「インフラシェアリングによる屋内通信環境整備の有用性」
講師:津川 敏之 株式会社JTOWER 不動産営業部 部長
・講演4:
「医療機関で利用される無線機の種類とその特徴」
講師:長瀬 華奈 アイコム株式会社 国内営業部
・パネルディスカッション(敬称略)
テーマ:
「医療機関における電波管理のポイント」
モデレータ:
加納 隆 滋慶医療科学大学大学院 客員教授
花田 英輔 佐賀大学 理工学部 数理・情報部門 教授
パネリスト(50音順):
新 秀直 東京大学医学部附属病院 病院長補佐
企画情報運営部 副部長・講師
大原 志歩 神奈川県済生会 横浜市東部病院
TQMセンター 医療安全管理室 副室長
酒井 基広 東京女子医科大学病院
医療安全推進部 臨床工学技士長
吉嶺 文俊 公益社団法人全国自治体病院協議会 副会長
link 総務省:詳細掲載
link 申し込み
picture_as_pdf 医療機関における安心・安全な電波利用推進シンポジウム